イタリア人とラテンのノリで働いてみた その2|イタリア人は家族が一番大切なんだ
どうも、俺俺です。「イタリア人とラテンのノリで働いてみた その2」を語るときが来ました。コメントの方でも評判が良く、私としても書くのを楽しみにしていました。あれから、イタ男と私はどうなったのか。今回はイタ男の家族愛を感じた経験でした。それをお話ししましょう。
トラブルは突然に、そしてイタ男の家族愛と母への愛情
あれから数日後、イースター(復活祭)からしばらく経ったある日。突然Skypeでメッセージが。
イタ男「今話せるか?」
私「大丈夫ですよ。待ってたんですよ。今開発はどうなっています?」
イタ男「大変申し訳ないのだが、前に受け取った手付金を返金させてもらえないでしょうか?」
なにー!もしかして「これって実は仕事を引き受けて、技術がおいつかないのが分かって仕事を拒否するパターン!?」と懐疑心を抱きながら話を聞くと
私「どうしたの?開発は慌てていないから、2,3週間待っても大丈夫だよ」
あくまでマネージメントの真摯さを示すことにしました。私の思い込みかもしれないから、ちょっと譲歩して相手の出方を見ることに。
イタ男「そうか。それだけ待ってもらえるなら大丈夫そうだ。」
私「いったどうしたんだい?」
イタ男「実は、母の具合が悪くなってしまって。今病院に連れて行ったりして、仕事どころじゃ無くなってしまったんだ」
イタ男の「お母様が病気」で仕事ができなかった
なるほど。話を詳しく聞き出したところ、イタ男のお母様が悪性黒色腫(メラノーマ)
になってしまったとこのと。しかもイタ男のお母様が悪性黒色腫になったのは今回が2回目だと言っていました。
私だって自分の母親がそんな病気になったりしたら、焦って仕事に手が付けられなくなるはずです。しかも、イタ男はイタリア人。何よりも家族が大事な人種です。
私「イタ男、大丈夫。イタリア人は家族がすごい大切なんでしょ?ちゃんと分かってるから、仕事のことは今は気にしないでいいからね」
イタ男「ありがとう。それならこっちも大丈夫だ。ちゃんと仕事を果たさせてもらうよ。本当に申し訳ない、何より家族、しかもお母さんの事なんだ。助かるよ。」
私「いったいお母さんがどうしたんだい?」
イタ男「以前にもあったんだけど、皮膚がんの可能性があるんだ。今メディカルチェックをしているところなんだ」
私「そうか。それは一大事だ。お母様の具合が良くなるように祈っているよ」
イタ男「ありがとう」
本当にお母様の具合が悪いのでしょう。
私はイタ男を信じていますが、一応、男に二言は無いか確認だけはしておきました。
私「イタ男、おまえ男だよな。ちゃんと仕事を果たすと約束してもらえるかな?」
イタ男「もちろんだ、約束するよ」
いやぁ、このイタリア男。格好良すぎる。もちろん、これで更にちゃんと仕事を果たしてくれたら、賞賛の嵐を浴びせたいと思っています。
この話は「イタリア人とラテンのノリで働いてみた その3」に続きそうです。イタ男のお母様がご無事であればいいのですが
私「どうか、お母様に伝えてくれ。この日本人が遠くに居るあなたを心配して祈っていると。今は仕事のことは忘れて、良く休んでお母様の看病に集中してくれ」
イタ男「ありがとう、恩に着るよ。」
私「それじゃあ、今日はここまでにしよう。とにかく良く休んで看病に集中しろよ、我が友よ。」
イタ男「本当に感謝している、またな」
イタ男のお母様の今後と、私のプログラムの行方が気になりますね。
「イタリア人とラテンのノリで働いてみた その3」をどうかお楽しみに。
皆さんも、イタ男のお母様のために祈ってください。
それでは、アディオス!
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