マレーシア、シンガポールの中国語は簡体字か繁体字か?|今は両方の時代かも。
どうも。俺俺です。あれは夏の夜、羽田空港から帰宅途中の山手線内の出来事でした。酔ったおっちゃん3人がなにやら話しているのに耳を傾けると
A「Bさんはマレーシアの専門家なんですよ」
C「そうなんですか?」
B「いやいや。ご存じですかマレーシアは日本の漢字と一緒の繁体字を使ってるんです。中国とは違うんですよ。」
心の中で「う〜ん。本当の専門家ならここに居るのだけれど・・・。Bさんはある意味正しい、でも情報が20年くらい前のものかな。」見た感じ60才くらいだから仕方が無いな〜と温かい目で見ていました。
実際、マレーシアとシンガポールで使われている中国語ははたして繁体字なのか簡体字なのか?実際のところを紹介しましょう。
学校で教わるのは簡体字でも・・・
現在のマレーシアとシンガポールの華僑学校が推進しているのは簡体字です。
20〜30年以上前は繁体字で、しかもピンイン(中国語のローマ字表記発音記号)ではなく注音字母(今は台湾で使われている漢字の部首を使った表記)だったようです。ですので、情報は古いとは言え前述の見知らぬおっちゃんBの言っていることは正しいです。
しかしです。10代と20代の若者の友達が私のLINEに登録されているのですが、文字でチャットのやりとりをするときに繁体字を使ってくる人がいます。おそらくはAndroidかiPhoneのピンイン入力だと思われますが、繁体字を好んで使う若者達も一部存在します。
何故繁体字を使う若者がマレーシアやシンガポールにいるのか?
見た感じ聞いた感じ、彼らが繁体字を使うのはどうやら台湾へのあこがれや、普段見ている連続ドラマの字幕が繁体字だったりして、その流れで繁体字を使っているように見受けられます。
日本人的な感覚で言うと、アメリカにあこがれて外来語でカタカナいっぱい使っているような感じかもしれません。
結論は
というわけです。
ピンインさえ覚えてしまえば、今はソフトウェアが勝手に変換候補を出してくれるので、簡体字も繁体字もどっちも簡単に使えますよ。
台湾、香港の華僑の友達と繁体でやりとりして、
中国とマレーシアの友達と簡体字とやりとりしていれば慣れちゃえば大丈夫。
それでは、アディオス!