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パキスタン人の女性デザイナーを雇ってみた|意外なトラブル発生!

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どうも俺俺です。

最近アプリを作ろうと思ってUI/UXデザイナーを雇っています。

その中でパキスタンのデザイナーを見つけたので雇ってみました。

これが大変の何の・・・

 私が接したパキスタン人は彼女が2人目です。この記事はパキスタンの女の子に対して少し偏ったものになる可能性があるので悪しからず。

 

男性と直接会話するのが禁じられている?

私は人を雇うときには必ずフェイス・トゥ・フェイス(顔を合わせて)相手を知るように心がけています。しかし、彼女(以下、パキスタン娘)と連絡を取り合ってGtalk(今ではGmailのチャット機能)を使って会話しようとすると

パキスタン「ごめんなさい。兄に直接話し合うのを禁じられているの」

 私はイスラム圏に住んでいたので察しました。「ああ、イスラムの宗派ではそういうのもあるんだっけねー」と。

そうなんです、イスラム教の宗派や国によっては女性が男性と直接話し合うのを禁じられている場合があるのです。彼女のプロフィール写真を見る限りでは普通のギャルで、全然そんな風には見えなかったのですが。

コミュニケーションは文字のみに限られてしまいましたが、センスが良かったので雇うことにしました。が・・・、その後が大変でした

パキスタンも、いい加減な緩い国?

雇うことに決めたので、前金を払いました。その上で、今後も一緒に働けるデザイナーかどうか見極めたかったので、チャットすることにしました。そしたらこんなことが・・・。

私「今お時間ありますか?まず、あなたに色々質問したいのだけど。」

パキスタン娘「いいですよ。」

私「どうやってUI/UXを勉強したの?」

パキスタン娘「先輩から教わりました。あとは独学で。」

私「そうなんだ。あなたにとってデザインに重要なのは何?」

パキスタン娘「クリエイティブ」

私「あなたにとってクリエイティブって何?」 

 それからしばらくの沈黙の後

パキスタン娘「ごめん、今忙しいからまたね」

 おい、さっき時間があるっていったじゃん。答えるのが面倒になったのか、本当に何か用事が入ったのかは定かではありませんが、時間があると言われた上でこの対応でしたので、内心イラッとしました。怒りませんが、失礼な態度をとられたと思って雇うのをやめようと決心しました。

それから後日、雇うのをやめたと通達しました。

パキスタン娘は私の突然の態度の変化を感じたのか、私の指示を無視して、慌ててデザインのプロトタイプを提出してきました。

デザインは良かったし、彼女のそれなりの真摯な対応がありました。

それで私は今回の仕事はなかったことにして、「許して差し上げて、今後に繋げよう。きっと彼女は成長できるはずだ。」と決心しました。

経営者としての「信仰に厚いパキスタン人」との付き合い方、注意の仕方、教える方法

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パキスタン娘からいくらか反抗的な反応が返ってきました。

私の方ではしっかりと、パキスタン娘のコミュニケーションの対応の仕方に問題があること、失礼な態度をとっていたこと、私の指示を無視したデザインをしたことを丁寧に優しく注意しました。

さらにこのように工夫して注意しました。

私は彼女がパキスタン人なので、イスラム教徒か少数派のキリスト教徒である可能性があると判断し、このように言ってみました。

私「怒っていないから安心してください。とろこで、あなたはイスラム教徒かキリスト教徒だよね?預言者イーサ(キリスト教ではイエス・キリスト)が言っていたでしょ?口で言う『はい(YES)』は心の中の『はい(YES)』じゃなくちゃいけないって。」

すると、 彼女の態度はがらりと反抗的な態度から柔らかい態度に変わりました。

パキスタン娘「私の何が問題だったのでしょうか?」

 きっと彼女は敬虔な人だったのでしょう。預言者の言葉の引用が効果てきめんだったようです。

それから私はもっと具体的に彼女に問題点を告げて、「またあなたと仕事をしたい」ということを伝えて話は終わりました。

彼女も私の説明に満足してくれたようでした。

 

この経験から、私は雇用者として信仰心のある従業員(ここではフリーランサー)との接し方を学びました。

  1. 従業員を教えることの大切さ
  2. 教え方に工夫が必要なこと(相手の宗教に合わせた教え方があること)
  3. 怒りは何の役に立たない、諭す方がいい

この3点を学びました。今後の私の経営方針としても続けていく事柄です。

もし、今後パキスタン人や、イスラム教徒かキリスト教徒の人と仕事をする方に、この記事を役立てていただければ幸いです。

イスラム教徒かキリスト教徒の人と仕事することについて何か質問や相談がありましたら、どうぞコメントまで。できる限りでお答えします。

 

それでは、アディオス!

 

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